演題の幅は確かに狭いが、
狭い中にすさまじいこだわりが入って、
川口でしか見られない3台が出来上がった。
※今回は三者三様、どれもそれぞれ素晴らしいのでランク付けできませんでした…
パレード曳行順にご紹介
み 組【四條畷 楠木正行 / きのこ狩り】
風に漂う 稲穂の香り 狐かぐらも 舞い踊る
四條畷の 大軍攻めて 忠と孝との 花と散る
※演題項※
父の兜に遺訓を込めて、鬼の正行 敵を討つ
下町山道組【死闘 加藤清正と猛虎 / なまはげ太鼓】
肉弾あいうつ 清正・猛虎 今に伝わる 虎退治
猛虎の反撃 片槍とられ 鬼に化身の 太刀を振る
※演題項※
加藤清正と朝鮮の猛虎、息詰まる肉弾戦。
話によると、一年のブランクが通常の虎退治をここまで昇華させたとのこと。そう言われると、待った甲斐があります。
井 組【仁田四郎忠常 / 原爆で散った未完の女優 園井恵子】
狂う大猪 主君に向かい 飛び乗る忠常 猪を討つ
(見返し)園井を想う 坂妻一途 これがご存知 無法松
※演題項・前作※
富士の裾野に虎より猛き 猪を生け捕る 剛の者。
前作・その前も含め、イノシシに乗らない忠常を手がけてきた井組が、いよいよ伝統的な構図に挑戦した。