主に岩手県内陸中部(たとえば盛岡市など)の秋祭りに出てくる
山車(だし)について紹介します
いずれも年ごとに飾りを替える山車なので、どの年も見逃せません
山車祭りに限らず、年に一度の行事の中には
普段の生活ではとっくに消えてしまった古態が
ひっそり息づいているような気がしています



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これは私が生まれた町の夕景、

この山車は毎年お祭り中日の夕方に、
こうして夕闇の中をゆっくり上がってきます

そういえば幼い頃は、
こういう灯りが日々町に在って、それが嬉しかったように記憶しています


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夕景というのは、山車が最も映える場面です
それは町自体が最も映える時間でもあります



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山車にほんのり灯りが点くと、お祭りももうすぐ終わりだなと思います
不思議なもので、
完全な夜の中での電飾には、ああいよいよこれから、とわくわくします




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盛岡のお祭りは、幼い私にとってはあこがれでした
今思うにそれは、山車の前にたくさん並ぶ華やかな大人達の姿であったようにも

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見知らぬ町のことなのに、
なぜか「昔から同じ」と感じます
それは町と祭りとが、ゆったりと応じ合っているからかもしれません



山車越しに町を見る、というのが
最近は楽しいです
少しでもいいから、
山車を写して、町を残せれば良いなとも思います
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山車の舞台は町なので、
町が元気に残っていてこその楽しいお祭りかと思います(文責・写真:山屋賢一)


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